HOME > コース紹介 > 育脳寺子屋コース

コース紹介

育脳寺子屋コース

育脳寺子屋コース開設について

平和台3丁目で学習塾オフィス―フォーをスタートさせて7月で15年目を迎え、会員番号ももう少しで600番に達します。
弊塾の入会者は、高校受験という目標を持って自ら勉強を頑張ろうと入塾してくる子どもたちが多いのですが、全体的に計算力や語彙力や想像力・自己学習力の弱さが多く感じられます。

除算、減算、分数計算、空間推理、語彙の理解、抽象的な文章の理解、暗記作業の方法、自律した学習姿勢、集中力などが脆弱である為、中学校の学習内容をやっても成績にはなかなか反映してきません。
2桁と1桁ぐらいの減算や除算も筆算したり、角錐の見取り図が書けないとか、分数が入った計算だから「無理」と言ってとばしたり、2行にわたる少々長めの文章になると読みもせずにちらりと見て「分からない」と言い出します。
一読して分からない文章は、何度も読み直してイメージ化させて文章理解を進めていくという作業はせずに、分からないからとばせばいい、聞けばいいと思っているのです。

仕事も学習も、出来るようになるということは覚えることです。
自ら覚えようという気持ちが重要です。

子どもたちは、覚えようという気持ちもなく地道な暗記作業もせずに黙って先生の話を聞いていれば覚えられて、出来るようになると思っているようです。
中には、暗記作業の仕方すら分からない子ども、したことの無い子どももいます。

これらの基本的な学習や学習姿勢をつけるために、中学の学習内容をやりながら小学校の学習内容に戻って立て直しをしていかなければなりません。
学習の土台とも言うべきこれらの事を限られた期間内でマスターすることは、学習経験の少ない子どもたち、つまり脳を鍛えていない子どもたちにとってはかなりハードなことです。
トレーニングをせずに32.195kmのフルマラソンに出て走らせられているようなものです。学び以前の遊びの時期からしっかり脳を鍛え育てておかなければならないことを思い知らされます。

高学年に向かう時期、具体物に置き換えて考える低学年の学習内容から抽象的な学習内容に移って難しくなっていきます。
算数では除算や、分数計算、面積や体積、割合の考え方などがそうです。それらをうまく突破するためには9歳までに思考力や判断力や理解力を携えた脳に鍛え育てておくことが必要なのです。

これらの事から、育脳クラスを開設しました。


4年生になってテストの点数が急に悪くなったとお感じになったことはありませんか?

2年生ぐらいまでは学習の差はあまり見られませんが、3年生になるといよいよ差が顕著に現れてきます。
それはなぜでしょう。
それは、ここまでの各々の生活経験によりひとりひとりの個性や特性が成長としてはっきり現れてくる発達時期であることと、教科学習の内容が具体的なものばかりではなくなるというこの2点にあります。

こどもの成長発達段階の大きな節目は4~5歳と9~10歳の時期だと言われています。
この時期は精神的な発達が著しい時期であることから、対人関係や社会性などの心理面と学びの面の両面に大きな変化がある時期と言われています。

近年、「9歳(10歳)の壁」という言葉を耳にするかと思いますが御存じでしょうか。

この言葉は、聾学校の子どもたちの言語面や発達面において乗り越えられない壁がある事から言われてきましたが、近年では健常の子どもたちの学習面や心理面において、乗り越えなければならない壁があることから使われるようになりました。

4年生からの学習は、具体物に置き換えて考えられる学習内容から抽象的な学習内容になり難しくなっていきます。

算数では除算や、小数や分数や割合の考え方、空間図形、面積や体積などがそうです。 除算の筆算では、九九を使うだけではなく乗算と減算が必要です。九九の丸暗記だけでは解けなくなります。 小数や分数の世界は抽象的な世界です。

数の操作ができていたとしても実生活で多くの体験学習をしていないと想像しにくく掴みにくい世界です。 また、面積や体積の考え方は幼児期の積み木・ブロック遊びや折り紙遊びから始まっています。 遊びを通して親しんだ経験が問題解決の発見に繋がっていくのです。

文章問題も、具体物で考えられるような短めの文章問題でしっかり読む習慣をつけていないと高学年の文章問題は読めません。 問題文の数字だけを取り出して+・-・×・÷のどれかを直観にたよって意味もなく選び答えを出すような学習をしてきた子どもにとっては、少し文が長くなっただけでも全く異質な問題と感じてしまい「わからない」になってしまいます。

全ては3年生までの幅広い学習経験が9歳の壁を乗り越え高学年の学習を支えるのです。

図

心の発達も著しく他人と自分との違いを意識するようになります。

運動ができる勉強ができる・できないなど自分を客観的に見るようになります。学習面のつまずきから劣等感が起こり学習意欲も失われ、出来ないものからの逃避も起こります。

9才までに読む力・書く力・思考力・判断力・理解力・想像力、創造力、集中力、生活力を携えた自律した脳に鍛え育てておくことが学習面と情緒面の両面に必要なのです。

9歳の壁を乗り越えるためにしっかり準備をしておきましょう

対象 年長幼児から小学3年生
スケジュール 月曜・金曜 17:00~18:30
週2回

90分の中で 計算・算数文章題・漢字・ことば・慣用句・ひらがな・基礎学習帳(国語・算数)・作文(2年生~)アルファベット・積み木(立体把握)・パズル・線対称図形切り絵(2年生まで)・ことわざ音読・点描写をやっております

こんなにたくさんのものができるのだろうか、と思われるかもしれませんが、各々後半の一斉活動が開始するまでに今何をすべきか、何から始めるか、自分で考え自主的に計画的に学習を進めています。
自主的な学習をするには教材にも工夫があります。こどもたちが「やりたい」と思える知的好奇心を刺激するもの、自分の力で読み進め自主的に取り組めるもの、各教科学習の基礎になるものや空間認知能を鍛えるもの、また答えが一つでない問題やすぐに答えが出ない問題で、何故そう考えたのか自分のことばで表現する問題など創造力や思考力、発想力を鍛えるものを教育心理学に則ったプログラムで学習していきます。

就学前や低学年からこのような学習習慣をつけることが自立した自律学習態度を育てるのです。
9歳の壁を難無く越えて高学年の学習に向かっていくためには、教科学習ばかりではなく生活感のある幅広い学習内容で右脳と左脳をバランスよく鍛えて学力の土台を育てることが必要なのです。


  • 保護者の方へ
  • 講師紹介
  • コース紹介
  • 合格実績
  • 保護者・生徒さんの声
  • よくある質問
  • アクセス
  • お知らせ
  • ブログ

このページのトップへ